JOYCLE、石狩市での生ごみ資源化実証に成功。極寒環境下でも「JOYCLE BOX」の安定稼働を証明

更新日 2026/04/09

〜学校給食センターの廃棄物をオンサイトで処理、寒冷地における分散型インフラの有効性を確認〜

資源循環インフラの構築を行う株式会社JOYCLE(本社:東京都港区、代表取締役社長:小柳裕太郎、以下「JOYCLE」)は、令和7年度地域イノベーション連携石狩モデル事業において、石狩市学校給食センターで発生した「生ごみ」および「一般ごみ」を対象とした、自律分散型インフラ「JOYCLE BOX」の実証実験を実施いたしました。

本実証では、外気温がマイナスに近い厳しい寒冷条件下において、含水率の高い生ごみを含む廃棄物の資源化・大幅な減容に成功。これにより、積雪地域や寒冷地におけるオンサイト型資源循環モデルの社会実装に向けた大きな一歩を踏み出しました。

■ 背景と目的:寒冷地の物流コスト増と生ごみ処理の課題解決

石狩市をはじめとする北海道の寒冷地では、冬季の積雪や低温による交通障害などのハードルの高さ、焼却炉から遠方であるエリアが多いことによる物流コストやドライバー不足の問題、および老朽化した廃棄物処理施設の維持管理が共通の課題となっています。特に食品工場等の調理加工施設から大量に排出される生ごみなどは含水率が高く、焼却効率の低下を招く要因となります。 JOYCLEは、こうした課題に対し、排出源のすぐそば(オンサイト)で処理・資源化が可能な「JOYCLE BOX」の有効性を検証するため、石狩市の協力のもと本実証を行いました。

■ 実証実験の概要と成果

2026年1月19日から23日にかけて、早来工営株式会社 札幌工場(石狩市)にて、石狩市学校給食センターから排出された合計122.49kgの廃棄物を投入し、3回にわたる処理実証を実施しました。

  1. 寒冷地における安定稼働の証明 
    実証期間中の最低気温はマイナス近くを記録しましたが、屋内設置により装置内の熱分解プロセスを安定的に維持。極寒環境下でも故障や停止なく運用できることを確認しました。
  2. 生ごみの大幅な減容と処理データの取得 
    含水率の高い生ごみを最大約40kg投入したケース(3回目)においても、最終的な残渣重量を大幅に削減。投入量に応じた温度推移や消費電力量(平均電力3.53kW〜6.32kW)の精緻なデータを取得し、経済性シミュレーションの基礎を確立しました。
  3. 効率的な運用のためのナレッジ蓄積 
    生ごみの投入順序(一般ごみを下層、生ごみを上層に配置)や小分け化が、処理効率を左右することを定量的に確認。実際の現場運用に即した具体的なオペレーションマニュアルの策定に繋げました。

■ 代表取締役社長 CEO 小柳 裕太郎 コメント

「今回の石狩市での実証は、JOYCLE BOXが寒冷でも十分に機能することを証明する重要なマイルストーンとなりました。特に学校給食という、日々一定量排出され、含水率の高い生ごみをオンサイトで資源化できることは、自治体のゴミ処理コスト削減と環境負荷低減に大きく寄与する可能性を示せたと思います。私の故郷である北海道のような広大ながらもドライバー不足の問題が深刻な地域にこそ、運ばず、燃やさず、資源化する分散型インフラの価値が最大化されると考えています。JOYCLEの目指す資源と喜びが循環する社会を、北海道から世界に発信していくべく、今後も全力で邁進して参ります。実証にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。」

■ 今後の展望

本実証で得られたデータを基に、石狩市および近隣自治体における公共施設への導入提案を加速させます。今後は、寒冷地特有の熱利用(排熱の融雪活用など)との連携も視野に入れ、持続可能な地域循環モデルの構築を目指します。

【早来工営株式会社について】

早来工営株式会社は、「環境と資源を守る」をコーポレートスローガンに掲げ、産業廃棄物の収集運搬から中間処理・最終処分まで一貫したサービスを提供する「ワンストップ・ソリューション企業」です。北海道・関西を中心に全国的な収集運搬体制や自社設計による焼却処理施設を有し、さまざまな産業廃棄物や汚染土壌の処理に幅広く対応しています。

代表: 小松 稔明

本社: 〒059-1431 北海道勇払郡安平町早来新栄20-1
札幌工場: 〒061-3242 北海道石狩市新港中央3丁目750-6
大阪工場: 〒557-0062 大阪府大阪市西成区津守3丁目8-6

事業内容: 各種廃棄物の収集・運搬、処理、処分業務、汚染土壌の収集・運搬、処理、処分業務 ほか

URL: https://hayakita.co.jp/

株式会社JOYCLEについて

JOYCLEは、「資源と喜び(JOY)が 循環(CYCLE)する社会を実現する」を理念に、通信インフラ・再生可能エネルギー・資源循環を融合した次世代型分散インフラの社会実装を目指しています。 JOYCLE BOXを中核とするインフラモデルにより、焼却炉の減少・ドライバー不足・コストアップといった既存の制約にとらわれない新たなオンサイト型のサーキュラーエコノミーと持続可能な「資源と喜びが循環する」社会の実現を推進しています。

代表: 小柳 裕太郎

東京本社: 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目2-1 住友不動産虎ノ門タワー5F ANOBASHO内
名古屋本社: 〒466-0064 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2-32 STATION Ai内
沖縄本社: 〒900-0013 沖縄県那覇市牧志2丁目17-27 401号

事業内容: 小型アップサイクルプラントに特化したコンサルティング・データプラットフォームサービスの提供

URL: https://joycle.net/

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